カテゴリー「経済・政治・国際」の132件の記事

秘密保護法の採決

昨日の秘密保護法の採決にいたる経過の詳細はどこかで報道もされると思いますが、民主党議員団は最初、国対の指示に従うようにとだけ意思統一をされていたようです。つまり指導部の議員以外は退席をするということも知らされていなかった。

しかし、共産党議員が討論で賛否を明らかにしないまま退席したことを厳しく批判したところ、法案に批判的な議員を中心に戻るべきだという声をおさえきれなくなり、議場に戻ってきて採決に参加したというのが事の経過のようです。

ほとほと呆れかえるというのはこの事です。

国会での表決権、討論権、質疑権は憲法を根拠とし国民の代表たる国会議員に唯一与えられた特別な権能です。他にだれも行使することが出来ないものです。これを放棄するのは国民からの負託に背を向ける行為です。国民の多数が反対と言っている時に、その世論を代表して反対の表明をしなくて何が国会議員か。

民主党は議場に戻ってきてから記名投票を要求したのですが、自民党は討論の権利を放棄をしたところからそんな要求は認められないという態度でした。記名投票の要求は権利なので、要件を満たしている以上、受け入れられないというのは不当なものです。共産党議員が自、民の間を取り持つ形で協議して、最終的に議長が記名採決を決断しました。

採決の後、民主党の議員が自民党に挨拶に行っていました。記名投票を認めてくれたお礼なのか、混乱させたお詫びなのか良くわかりません。しかし、これほどの悪法の採決にあたって表決権の行使という当然のことにたいして挨拶に行かざるをえないというところに、この退席の罪深さが表れています。

入間市長選の記事を見ての感想

一昨日、隣接する入間市で市長選が告示された。投票は21日のようだ。今朝の朝刊を読んでいて、たまたま知ったのだが、それぞれの経歴と政策を読んで暗澹たる気持ちになった。

保守(=自民党)が分裂し、それに対して「市民派」が挑むという構図だ。

暗澹たる気持ちになるのは、3人とも行政改革の中身は市政のリストラだという点である。不要不急の事業の見直しや中断と言うところまでは、なるほどと思うのだが、職員の給与削減や市の業務の民間委託では、なかなか意気が上がらないのではと思う。もちろん職員の在り方としていかがなものかと思われる点が無いことが前提なのではあるが。

根拠のないバラ色の未来を掲げろとは言わないが、先のない大変な街だという印象だけが残ってしまう市長選ではつらいのではないかと思うのである。

しかし週間東洋経済の先週号の記事を見ると入間市はいくつかの指標で比較的上位に名前が出ていた。青梅市、日高市もそうである。一方で飯能市は全く名前が上がってこない。

かっては美杉台や永田台が首都圏の中でも比較的高収入の世帯が集まる団地としてちょくちょく名前が出ていたたが、最近はそうでもない。若年層の都心回帰とリタイア組の増加が原因なのかなと思っている。

こういう状況を見ると現在の市長にすべての責任があるとは言わないが、この数年の急速な変化を考えると前市長の故・小山氏や11年間市政を担ってきた沢辺市長の責任は大きいのかなあと思う。希望を持てる施策を打ち出すわけでもなく市の負担の大きい大規模開発路線に固執する、市民サービスはむしろ後退させるというやり方では人は飯能に集まってこないのでは無かろうかと思ってしまう。

最近でこそ、299バイパスの開通で我が家の周辺地域の開発が進んでいるが、入間や日高、青梅との住民サービスの格差が大きいので私はあまりおすすめしないのである。飯能の自然環境(おそらく市街地に隣接するいわゆる奥武蔵のことと思うが)はすばらしいという人には入間や日高、青梅に住んでも飯能の自然を楽しむことは十分可能だと言うこともお伝えしたいと思うのである。また隣接三市の自然環境も飯能に劣らず豊であると言うことも念頭において欲しいのである

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維新の正体見たりですな

お友達に教えてもらった。

高校で性行為、出産というのは懐古調の彼らの価値観と相容れるのだろうか。若年出生率が高い理由はいろいろとあるだろうが、事実婚の多さや婚前の性交渉が普通に行われていることと無縁ではないと思う(もちろん性行為に励む元気があるうちに帰宅できる人間らしい労働条件も)。男女が真に対等という前提ならば、成熟した男女間の恋愛が性交渉に発展するのは自然なことで、子どもを欲しいと考えるも当然と思うのだが、「維新」といいながら極めて懐古調の彼らの価値観とあうのだろうか。

そもそも、子育てを市場化して出生率が上がった国など無い。子育てにお金をかけるようになったこと、事実婚、法律婚にある差別をなくしたことも大きい。保育も公的支援があるから利用できるのであって、そうでなければ利用できないという人はいっぱい出てくるだろう。

こういう仰天政策が維新八策に含意されているとしったら世間の人はどう思うだろうか。

リンク: 【維新!討論会要旨】(3)人口減少「高校で子供産んだ人にお金とか」(15:00~16:00)(5/5ページ) - MSN産経west.

 堺屋氏「(出生率が高い国の理由は)子育てを市場化したから。ベビーシッターがいつでも来てくれる。それと若年出産率が高いからだ。だから若年出産率が高くなるような施策をとればいい。例えば高校で子供を産んだ人に校長がお金を配るとか。そういうことを家庭の問題などと合わせて議論してもらいたい」

消費税増税と一体で議論されている子育て関連法

総合こども園法は採決に付されず(すなわち廃案)、認定子ども園法の改正案と、子ども子育て支援法案修正案と子ども子育て支援法等整備法案修正案が衆議院を先週通過した。

保育の市場化の流れは民主党の案ほどひどくは無いが、修正案でもほとんど変わらない。認可保育所への株式会社参入はいっそう進める改正が行われたし、質の良い株式会社にはどんどん参入してもらうと提案者が公言している。用途規制を外し、配当若しくは収益を上げることが目的の株式会社参入が進むことによって保育士などの労働条件が悪化し、そのため保育の質の悪化が目に見えるようである。

しかも、保育所の用途規制は「当分の間」維持されたが(当分の間、保育所には委託費が支払われることとなった)、経過措置の扱いとなった。用途規制を外す方向が明確化されたが、良質の保育、教育と言いながらあきれてしまう。用途規制が無くなれば、公的財源を原資に配当を行うことも出来るし、逆にオプションで稼ぐと言うところが出てきかねない。

また、待機児解消も保育所(保育所と同様の施設基準で設置されることが想定される新しく創設される施設である幼保連携型認定子ども園も含めて)での解消というより、以外や家庭的保育室やベビーシッター、小規模保育施設などの地域保育給付など保育所より施設基準がゆるい施設での解消に重点がおかれている。施設整備も減価償却費で見てくれという風になっている。減価償却で見るというのは、本質的にまずいわけではないが、減価償却期間終了後に立て直しが出来ないような減価償却費しか見込んでいない。(もともと国が設定してきた保育所の施設整備は実勢価格と比較して非常に安く法人や自治体が相当、持ち出しを行ってきた事実を無視している)

なんにせよ子育て世代に連帯して社会全体で子育てを支えるという施策では無い。子育てを個人の責任に解消し、その矛盾の解決を市場に任せようというやり方では、子育て世代の不安に答えるものにならないことは明らかだと思う。実際に子育てをしている世代も含めて、そういう社会や政治の在り方が子育てをしにくくしているということに気付いて欲しいところ。グチっぽいなあ(^_^;)

官邸前の大飯原発再稼働反対のデモンストレーション

官邸前で本日行われた大飯原発再稼働反対の集会は主催者発表で20万人もの人が集まったようだ。以下、口調が変わるがお許しを

主催者は20万と発表したようです。ネットでも15万とか20万とかいう数字が飛び交っています。実数では10万弱だと思いますが、それでも凄いことです。

警官が集会参加の方はこちらですと横断歩道(参院議面前と衆院台1会館と第2会館の間のところ)の前で声を張り上げているのをはじめてみました。おそらく、人が集まりすぎて危険なので、やむを得ず誘導したのでしょうが、警察がそこまでせざるを得ないほど人が集まったということでしょう。普段なら警察は集会のスタッフにやってくれというところでしょうが、自然発生的な集会なので自ら整理をしないと危険だと判断したということでしょうか。

http://www.facebook.com/photo.php?fbid=336213453123779&set=a.239590682786057.56691.100002053810690&type=1&theater

官邸前がこれほどの群衆で囲まれたのはおそらく70年安保以来では無いかと思います。20年近く、あそこで働いていますが、初めての経験です。消費税導入の時にもデモで国会が囲まれましたが整然としたものだっと思います。人で道路があふれるというのはやっぱり凄いことです。

自分たちの先輩の世代に60年安保、70年安保は衝撃的で人生観が変わったという人が多くいました。それは、私撮っては湾岸戦争です。戦後史上初めて国連安保理が授権した戦争である湾岸戦争に大きな影響を受けました。2回の大戦と大きな犠牲によって構築された集団的安全保障体制が、国連安保理が機能するようになっても働かず、一方の大国中心による多国籍軍によって戦争が始まってしまうことが許せませんでした(もちろん、明白に違法な戦争とは言えませんが、国際法上さらにグレイゾーンを広げたことには間違いありません)。あのときも若者は立ち上がりましたが、今回はそれ以上です。

私たちの下の世代は昨年の3月11日から続く一連の出来事が人生観に大きな影響を与えるだろうなと思います。その影響は社会をどういう風に変えて行くのでしょうか。楽しみでもあるし、怖い気がします。このエネルギーが日本をどう動かすのか、単なる挫折で終わるのか。それによって今後の日本は大きく変わります。

私が日本国民を見ていて不思議なのは、これだけ経済や生活が厳しくなったのに強まるのは排外主義だけということです。ヨーロッパではちょっと考えられないことです。社会の多様性が失われていると言うことだろうと思うのですが、この動きが連帯を強める方向に働けば良いのですが。

震災がれき処理問題

被災地の要望と言うのも少しずつ変わってきているのかもしれません。

リンク: 北九州市へのガレキ 輸送費80トンで1400万円: 土佐のまつりごと.

 引き続き横田県議の発信から。試験焼却の為に北九州市に運んだ80トンの輸送費は約1400万円。1トンあたり17万5千円とのこと。予定される79000トンでは輸送費だけで138億円。   「本番では、より安い『海上輸送』を考えているようですが、これほど膨大な輸送費を懸けて「ガレキの処理」を行うべき理由はどこにあるのでしょうか。」と指摘。  全国最低の子どもの医療費無料化制度や全くおこなわれていない「風評被害の補償・賠償」の実態にふれ、“「被災者が求め・願っている最も効果的な施策」に結実させるべきではありませんか。”と訴えている。

生活保護って何のためにあるの?

生活保護への批判が強まっているが、労働者の首を絞めることになるのではないかと・・・・・

リンク: 国家による殺人をさらに強める生活保護バッシング|すくらむ.

 野放し状態の競争的な労働市場において、劣化した雇用をディーセントワーク(人間らしい労働)に転換させることはできません。貧困に陥り、望んではいない劣悪な仕事でも受け入れざるを得ない不安定労働者たち、失業・半失業の巨大な過剰人口プールが形成されている現状ではディーセントワークへの転換はできません。

 ディーセントワークに転換するためには、過剰人口プール自体を縮小することこそ急務で、そのためには、社会保障制度による生活の「社会化」領域を拡大することです。


定期昇給というが

定期昇給だけでもと言う要求を大手の労働組合は掲げているが、中小企業からするとその要求はかけ離れているという話。

リンク: 朝日新聞デジタル:春闘の先導役、脱大手 製造業労組、要求書を提出.

 中小の多くには定期昇給の仕組み自体がなく、大手と違って賃金改善がなければ賃金は上がらない。そのため賃金改善を掲げる中小労組は多いが、自動車や電機大手の要求見送りが水を差す。中小を多く抱える産業別労組には「大手製造業は春闘の足をひっぱる存在」との不満が根強い。

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障害をお持ちのみなさんにふたたび苦しい思いをさせてはいけないと思う

障害者自立支援法違憲訴訟団主催の「基本合意を実現させる2.13緊急フォーラム」に行ってきた。

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何人の人の発言を聞いた、全日本ろうあ連盟の理事さんが子どもさんの学校の説明会に行くために手話通訳者を頼んだが市外なので断られた。異議申立をしている間に説明会は終わってしまった。これが自立支援法の問題の一つであり、それを世に問うために訴訟を準備していると発言された。また岩手の方だったと思うが、訴訟に立ち上がるときに一番気になったのは色々と親身に面倒を見てくださった役所の方との関係だという発言。

どれほど大変な思いをして訴訟に踏み切ったのか。大丈夫かなと思ったけれども、基本合意を結び和解したときの喜びとそれを裏切られた悔しさを改めて実感した。

ろうあ連盟の方の発言は、親(ろう者)が、苦労して自分を育ててくれたというおもいとあいまって胸が熱くなった。

こんな事を許して言い訳がない。

現在の年金制度が修正賦課方式であることを無視している

今朝の日経に「年金、50代半ば以下は負担超 27歳は712万円赤字」という記事が出ていた。

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今や、こんな主張をするのは日経しかない。これまで日経は国民年金の滞納が将来の年金の空洞をもたらすとか色々な事実違う主張をしてきた。

現在の年金は積み立て方式ではなく、修正賦課方式となっている。当然、世代間扶養の要素が入っているので下の世代ほど負担超過になるのはある意味当たり前なのである。

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