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大津市立中学校生徒いじめ自殺事件の報告書が出された

報告書はこちら。

事前にいろいろなシグナルを学校がつかんでいたようで、どうして防げなかったのか悔やまれる。信じられないのは学校が保身に走ってしまったということ。

その点で、報告書を受けても教育委員会が
リンク: 5カ月間協議、検討 市に報告書 大津中2いじめ自殺 - MSN産経ニュース.

第三者調査委員会の報告書提出を受け、市教委の松田哲男教育部長は31日、「私たちができなかったことを時間かけてやってもらった」と謝辞を述べたうえで、「私たちは文部科学省の指針にとらわれすぎ、広い視野で事実をしっかり調査するという姿勢に欠けていたと、反省している」と陳謝した。

 その一方で、第三者委が男子生徒の自殺について「いじめが直接的要因」と結論付けたことに対しては、「男子生徒が自ら命を絶ったことの要因の一つにいじめがあったというのは前教育長も言ってきた。しかし、『因果関係』ということになると再度検討が必要」と述べるにとどめた。

といっていることは信じられないという気持ち。因果関係をどこまで狭く捉えるのだろうかという思い。おそらくしつこく言い続けている家庭の要因を主張したいのであろうが、仮に家庭要因でいじめによるストレス耐性が低かったとしても、いじめによって追い込まれて自殺に至ったのであれば、因果関係は否定できない。

元々、病気で自殺念慮があったとしても継続的な暴力行為などがあったのであれば、それを防ぐ義務が学校にあったのは明らかであり、それを怠った結果自殺に至ったのであり、学校の責任は免れないだろう。

どちらにしても、いじめと自殺の因果関係を遮断するような要因があったようにはとても思えないのである。

翻ってみると自分の子どもの問題でもあるので、その結果については注意深く見て自らの教訓にもする必要があるだろう。

リンク: 「大津男子自殺「いじめが要因」 学校・市教委の姿勢非難 第三者委が報告書提出」:イザ!.

大津男子自殺「いじめが要因」 学校・市教委の姿勢非難 第三者委が報告書提出 2013/02/01 10:55 Sankei EX


 大津市で2011年10月、市立中学2年の男子生徒=当時(13)=が飛び降り自殺した問題で、自殺の原因解明に向けて市が設置した外部有識者による第三者調査委員会は1月31日、同級生による男子生徒への行為を「いじめ」と認定し、「いじめが自殺の直接的な要因となった」と結論づけた報告書を、越直美(こし・なおみ)市長(37)に提出した。学校や市教委について「事実を究明する姿勢が甘かった」などと厳しく指摘した。

 また、昨年末に滋賀県警が男子生徒への暴力行為で立件した同級生3人のうち1人については「頻度が少ない」などとしていじめには当たらないと判断した。

 報告書でいじめと認定した同級生の行為は、体育大会で口、顔、手足に粘着テープを巻き付けられた▽何度もズボンを脱がされた▽勉強部屋を荒らされ、財布を隠された-など19件。このうち、生徒アンケートの中に記載がありクローズアップされながら、県警の捜査では認定されなかった「自殺の練習」については、「同級生が窓から身を乗り出すような形をみせて『同じようにやれ』と命じたことがあった」とし、強要があったことを認めた。

 第三者委は昨年8月発足し、遺族が推薦する委員も加わって調査を進め、学校や市教委の「隠蔽体質」にも焦点が当てられた。

第三者委、報告書でいじめが自殺の要因…
いじめが自殺の要因 大津第三者委
 市教委が家庭環境を自殺の要因の一つとして示唆した点については「要因とは認められない」と断じた。

 一方、「自殺前はいじめは認識していなかった」と強調していた学校側に対し、報告書で「いじめではないかという教員は複数いた」と指摘。いじめに気づいた生徒や教諭がいたにもかかわらず助け出せなかった背景について、年度初めには静かだった男子生徒のクラスが6月以降に荒れていき、「クラスからはいじめ行為を抑止する効果が失われていた」とした。

 また、自殺を選んだ男子生徒について「14階から飛び降りることにより『暗いいじめのトンネル』を抜けようとした」とその思いを代弁している。

 報告書を受け取った越市長は「大変厳しい指摘をいただいた」と謝罪。男子生徒の父親は「息子に代わり、必死に丁寧に調査していただいた」と第三者委に感謝の意を示した。

 (SANKEI EXPRESS)

       ◇

 ≪能動的に動き、再発防止へ≫

 報告書の提出を受けた越直美(こし・なおみ)市長は1月31日午後5時前から、第三者委員会の横山巌委員長らとともに会見した。

 越市長は冒頭で、当初の学校の調査がずさんだったことをあらためて陳謝。「報告書に基づき、対策を速やかに講じていく」とゆっくりと言葉をかみしめるように語った。

 横山委員長は約5カ月に及んだ調査を「腹を割って自分たちの思いをぶつけあった」と振り返り、「報告書を読むだけで終わりじゃない。(市は)能動的に動いていただきたい。それがいじめや自殺を防止することになっていくと思う」と訴えた。

 (SANKEI EXPRESS)

       ◇

 ≪実態解明のモデルケース、今後に生かせ≫

 大津市立中学2年の男子生徒が自殺した問題の実態解明に向け、外部有識者による第三者調査委員会が12回の会合を通じてまとめた報告書で曖昧な表現を避け、「いじめが要因」とする明確な結論づけを行ったことは、一定の役割を果たしたと評価できる。

 市教委の調査の不十分さを踏まえ、第三者委は越直美(こし・なおみ)市長の肝煎りで問題の解明に取り組んだ。委員構成は遺族に配慮し、6人のうち教育評論家の尾木直樹(おぎ・なおき)氏を含む半数の3人を、遺族推薦で選出。これまでも、他地域のいじめが疑われる問題で第三者委が設置された例はあったが、遺族の推薦は初のケースだった。

 しかし、市教委から第三者委に提出された資料にはプライバシー保護を理由に生徒の名前などが「黒塗り」で出されるなどし、各委員は「真相解明を妨げている」と批判した。

 文部科学省の調査では、2011年度に自殺した小・中・高校生は全国で200人。このうち115人は要因が不明で、いじめが理由とされたのは4人にとどまり、自殺の実態解明が進んでいないのが現状だ。遺族側に配慮して委員選出にまで参加してもらったほか、遺族を含む多くの関係者に聞き取りを行った結果、自殺をめぐる背景を詳細にあぶり出していった「大津方式」が今後、全国のモデルケースとなりうるか。

 かけがえのないわが子を失った遺族の苦しみを少しでも和らげるため、報告書が今後のいじめ調査や防止に生かされることを期待したい。

 (浜田慎太郎/SANKEI EXPRESS)

       ◇

 ≪父親「息子は天国で感謝」≫

 男子生徒の死から約1年4カ月、大津市の第三者委員会が1月31日、いじめと自殺の因果関係を認める報告書を市に提出した。「息子は喜び、天国でありがとうと言っていると思います」。生徒の父親(47)は、調査への感謝を口にする一方、厳しい言葉で学校や市教育委員会の対応を批判した。

 父親は大津市役所で記者会見。「やはり息子は学校に見殺しにされた」。これが報告書を読んだ率直な感想だった。

 亡くなる直前、学校を訪れて担任とやりとりしたことを明かし「どうして助けてくれなかったのか。子供の命を預かる意識が欠けている」と憤った。

 自殺後の学校や市教委の対応は「後手後手で、自らを律する姿勢はまったく感じなかった」と語り、体罰問題にも触れ「意図的に隠蔽されれば、保護者は何が起きているのか知るよしがない。学校の可視化が絶対に必要」と時折声を震わせながら訴えた。

 (SANKEI EXPRESS)

       ◇

 【大津の中2男子自殺の経過】

2011年

  10月11日    大津市の公立中2年の男子生徒が自宅マンションから飛び降り死亡。大津署が自殺と断定

     17~19日 学校が全校生徒アンケート

     28日    学校が生徒の遺族にいじめがあったと報告。遺族は全容解明を求め、再調査を要望

  11月1~4日   2回目の全校生徒アンケート

     2日     市教育委員会が「自殺との因果関係は判断できない」と発表

     9日     学校が遺族に2回目の結果で「新たな事実ない」と報告

  12月上旬     学校が市教委へ2回目の資料送付。市教委は内容を見落とし、調査の必要なしと判断

2012年

   2月24日    遺族が「自殺はいじめが原因」として市などを提訴

   7月3日     アンケートの回答に「自殺の練習」と記述があったことが発覚

     6日     市が調査委員会を設け再調査の方針を示す

     10日    市教委が、調査が不十分だったと謝罪

     11日    滋賀県警が暴行容疑で中学校と市教委を家宅捜索

     18日    遺族が加害者とされる同級生3人を暴行容疑などで大津署に告訴

     26日    県警が同学年だった生徒らから事情聴取を開始

   8月25日    市が設置した第三者委員会が初会合

  12月27日    同級生2人を暴行容疑などで書類送検。1人を児童相談所に送致

2013年

   1月31日    第三者委員会が報告書を提出

 (SANKEI EXPRESS)

リンク: 「報告書「いじめの実態リアルに解き明かした」 調査に限界も 大津中2自殺 」:イザ!.

報告書「いじめの実態リアルに解き明かした」 調査に限界も 大津中2自殺  2013/02/01 00:10

 大津市で平成23年10月、市立中学2年の男子生徒=当時(13)=が飛び降り自殺した問題で、「いじめが自殺の要因だった」とする結論を示した外部有識者による市の第三者調査委員会。越直美市長に31日提出した報告書は231ページにのぼり、いじめと自殺との関連性をはじめ、自殺をめぐる学校や市教委の問題点など、その内容は多岐に及んだ。

 報告書の最大の意義は、滋賀県警や大津市教委の調査結果の「なぞり書き」でない報告に仕上がったことだ。委員の一人は「いじめの実態をリアルに解き明かすことができた」と振り返った。

 県警は昨年12月末、加害生徒とされる同級生3人を暴力行為などで立件したが、いじめと自殺の因果関係については「直接結びつけるものがない」と説明。

 しかし、第三者委は今回の報告書で因果関係を事実上認めたうえで、「重篤ないじめ行為は男子生徒に屈辱感、絶望感をもたらした。いじめの世界から抜け出せないことを悟り、生への思いを断念せざるを得なかった」と男子生徒の心情に踏み込んだ。

 また、学校や市教委が「いじめを行っていた」とした同級生3人のうちの1人の行為について「いじめとまで認定したのは誤りだ」との主張を展開。聞き取りなどの結果、男子生徒に精神的な苦痛を与えたとまではいえないとし、市教委などの判断について「事実を確定する作業を怠った」と厳しく批判した。


 一方で、第三者委の調査に限界があったのも事実だ。

 その一つが、加害生徒とされた同級生3人への聞き取り作業。委員らは昨年10月上旬から教員や生徒、そして最後に加害生徒への聞き取りを行った。しかし、彼らの委員に対する警戒感は強く、3人のうちの1人については聞き取りができなかった。

 また、自殺の発生から10カ月以上経過していたことも、調査を困難にした。報告書の中では「立ち上げの遅さが調査の正確性に影響を与えたことは否定できない」と指摘している。

 実際、生徒を対象に行ったアンケートで記載のあった「万引の強要」については、「『あったのではないか』との推測が働く」としながらも、事実と言えるまでの確証は得られず「認められない」と結論づけざるをえなかったという。

 「自殺直後に第三者委ができ、関係者の記憶が鮮明な段階で徹底的な調査を行っていれば違った調査結果になっていたかもしれない」とは、委員共通の思いだった。

 大津市の教育現場はどう変わるか。横山巌委員長は、報告書を提出した後の記者会見で、越直美市長に(1)報告書を大津市立中学校の全教員に配布すること(2)当該中学校や市教委は報告書の検討を行い、結果を文書で報告すること(3)市教委は今後5年間、毎年1回報告書の実現の有無や成果を文書で市長に報告すること-を要望。これらの要望は報告書にも盛り込まれ、横山委員長は「一過性に終わらせないよう報告書を作った。市長も要請をくんでほしい」と付け加えている。

 市教委の松田哲男教育部長は「学校や市教委でどういうことが起こっているのか、報告書を読み込んで究明していきたい」とした。

 今回報告書がまとまったことで、一連の自殺をめぐる問題が一つの区切りを迎えた。尾木氏は「本当に子供たちを救える施策を生み出すきっかけづくりが、大津から始まってほしい」と期待を込めた。

リンク: 5カ月間協議、検討 市に報告書 大津中2いじめ自殺 - MSN産経ニュース.

5カ月間協議、検討 市に報告書 大津中2いじめ自殺 2013.2.1 02:04  ■第三者調査委 活動にひと区切り

 大津市立中学2年の男子生徒=当時(13)=が自殺した問題で、「市教委の調査が不十分だった」として再調査の必要性を訴えた越直美市長の肝煎りで設置された外部有識者による第三者調査委員会。約5カ月にわたる協議や検討を経て31日、越市長に報告書を提出し、活動のひと区切りをつけた。

                   ◇

 第三者委は6人の委員のうち、男子生徒の遺族に配慮して教育評論家の尾木直樹氏ら3人を遺族側の推薦で選出した。残る3人は、中立性を保つねらいから日本弁護士連合会などの推薦を受けた大阪弁護士会の横山巌弁護士らを起用。昨年8月の初会合直前には、個人情報を漏らしたとして委員に選ばれていた1人が辞退する混乱もあった。

 10月に教員や在校生、遺族らからの聞き取り調査を開始。いじめていたとされる同級生3人にも、手紙を送るなどの手段で聞き取りへの協力を依頼した。

 当初は、調査結果を12月中に報告書として提出する方針だったが、同級生からの聞き取りができていないこと、教員や在校生への追加の聞き取りが必要なことなどから、提出時期の延期を決定。さらに調査や協議を重ねた。

 こうして迎えた31日、同市役所の会議室で、横山巌委員長から越直美市長に報告書が手渡された。

 会議室には横山委員長をはじめ、教育評論家の尾木直樹委員ら委員6人が全員集合。黒いスーツを着た越市長に、横山委員長が青いファイルにとじられた3~4センチの厚みのある報告書を手渡した。

 横山委員長が越市長に言葉をかけると、越市長はファイルを手に「ありがとうございました」などと述べた。横山委員長の後ろに並んだほかの委員は、手を前で組むなどして、静かに受け渡しの様子を見守っていた。

                   ◇

 ■市教委教育部長「広い視野で調査姿勢欠けていた」

 第三者調査委員会の報告書提出を受け、市教委の松田哲男教育部長は31日、「私たちができなかったことを時間かけてやってもらった」と謝辞を述べたうえで、「私たちは文部科学省の指針にとらわれすぎ、広い視野で事実をしっかり調査するという姿勢に欠けていたと、反省している」と陳謝した。

 その一方で、第三者委が男子生徒の自殺について「いじめが直接的要因」と結論付けたことに対しては、「男子生徒が自ら命を絶ったことの要因の一つにいじめがあったというのは前教育長も言ってきた。しかし、『因果関係』ということになると再度検討が必要」と述べるにとどめた。


リンク: 「いじめが自殺の直接的要因」…大津・第三者委 (読売新聞) - Yahoo!ニュース.

「いじめが自殺の直接的要因」…大津・第三者委 読売新聞 1月31日(木)14時21分配信 記者会見に臨む越市長(左)と第三者調査委員ら=前田尚紀撮影

 大津市で2011年10月、いじめを受けた市立中学2年の男子生徒(当時13歳)が自殺した問題で、市の第三者調査委員会(委員長=横山巌弁護士、6人)は31日、「いじめが自殺につながる直接的要因になった」とする調査報告書を越直美市長に提出した。

 加害者と認定したのは中3の少年2人で、主な行為として19項目を列挙。学校と市教委の対応も厳しく批判した。

 第三者委は生徒ら延べ56人から聞き取り、12回の会合を経て、231ページの報告書を作成。11年10月11日の自殺まで約1か月の状況を調査した結果、体育祭で顔、手足に粘着テープを巻き付けられた、何度もズボンを脱がされたなど、19の行為をいじめと認定した。

 いじめた人物は、関与の度合いから「2人」とし、滋賀県警が暴行容疑などで書類送検した別の1人については「頻度が少ない」などとして除外した。また、県警が確認できなかった「自殺の練習」は、「自殺の練習をしろと言われたことが認められる」とした。

 報告書では「重篤ないじめが生徒に屈辱感、絶望感と無力感をもたらした」とし、生徒が9月下旬に2回、周囲に「暗くて静かな山に行って死にたい」などとほのめかしたことを明記。自殺当日、生徒は小学校時代の写真を自室の机に置いて自宅マンションの14階に向かったといい、「飛び降りることで、『暗いいじめのトンネル』を抜けようとした」と結論づけた。

 一方、学校側の対応については教諭のメモなどから10月5日時点でいじめを認識できる状況だったが、情報を共有せず適切な対応をとらなかったと指摘した。

 また学校は10月末に「因果関係は不明」とした上で「家庭の問題」の可能性にも言及していたが、報告書は「家庭で虐待などはなく、学校はいじめと自殺との関係を絶ちたいとの潜在的な意向から『家庭問題』という虚構に乗ったと推測される」とした。

 市教委の対応も「当初から調査を行う考えがなく、危機管理の不十分さが目立った」としている。

 越市長は「学校や市教委で隠蔽と非難される行為や、自殺の原因について責任転嫁するような行為があったことを深くおわびする。大変厳しい指摘をいただいた。真摯(しんし)に受け止め、徹底した対策を講じていく」とした。

          ◇

 調査報告書の中で、第三者委は、読売新聞が昨年12月23日付朝刊で「いじめと自殺 因果関係明示へ」と報じた記事について「虚偽報道」と記載した。報道で、(加害)生徒の保護者が「委員会との信頼関係が壊れた」としてこの生徒の3回目の聞き取りを拒否したため、調査活動に重大な支障を受けたと言及した。

 この記事について、読売新聞大阪本社は、同月26日に「事実ではない」との抗議を第三者委から受け、「当該記事は、調査委の会合後に複数の委員らに取材した内容と独自取材に基づくもの」と回答している。

 大阪本社広報宣伝部の話「報告書はいじめが自殺の『直接的要因』と明記し、因果関係を認めています。本紙の記事は、社会的関心に応えるものであり、委員会には、報道機関の責務についてご理解いただきたいと思います」

最終更新:2月1日(金)7時12分

リンク: 大津・中2自殺:「いじめ原因」断定 第三者委「調査に限界」 資料読み込み掘り起こし- 毎日jp(毎日新聞).

大津・中2自殺:「いじめ原因」断定 第三者委「調査に限界」 資料読み込み掘り起こし 毎日新聞 2013年02月01日 東京朝刊

 大津市立中学2年の男子生徒が自殺した問題を調査してきた市の第三者調査委員会は、31日に提出した報告書で、いじめが自殺の直接的要因となったと断定し、学校、教育委員会の対応を厳しく批判した。だが、発足が生徒の自殺から約1年後だったうえ、権限が限られ、調査の限界も認めた。一方で、文部科学省などは、積極的な「いじめ対策」に乗り出す方針だ。【千葉紀和、石丸整】

 大津市の第三者委は異例ずくめだった。いじめに関する情報を公開せず、批判を受けた反省から、越直美市長は調査項目や委員の人選について、遺族側と事前に協議。愛知県刈谷市の高校2年の男子生徒が自殺したケースでは、委員の名前も非公開だったが、大津市は遺族が推薦した教育評論家の尾木直樹氏ら3委員を加えた。

 更に、過去に例がないほど膨大な資料に当たった。滋賀県警が並行して強制捜査に乗り出し、押収した学校の内部資料のほか、全校アンケートも提供された。市教委から提供された資料には一部黒塗りがあったが、第三者委は全面開示を要求。調査期間を1カ月延長し、学校側が虚偽の情報を基に自殺原因を「家庭の要因」としていた事実も解明した。

 限られた時間の中で、聞き取りは臨床心理士資格を持つ委員が中心になった。「責任追及が目的ではない」と、丁寧に聞き出して事実を積み重ねた。

 一方、調査に強制力はなく、加害生徒からの聞き取りは難航。横山巌委員長が手紙を出して依頼し、昨年12月に一部が実現した。中心人物と目されていた生徒は母親と聞き取りに応じ、反省も口にした。「遺族に謝罪の機会を作ってほしい」とも申し出たという。だが、一部報道の影響で3回目の聞き取りはできず、遺族への謝罪も実現しなかった。別の加害生徒も応じず、担任教師は書面で回答するにとどまった。

 自殺から1年が経過していたため、第三者委は「希望する生徒全員から聞き取りできなかった。発足の遅さは調査の正確性に影響を与えた」と指摘した。また、滋賀県警と異なり、同級生1人はいじめと認定しなかったことについて、第三者委は「徹底調査で事実を確定した」と説明した。しかし、遺族側は「調査権限の限界ではないか」と指摘した。

 ◇行政、対策を積極化

 「いじめのトンネルを抜けようとした」。第三者委の報告書は、男子生徒の自殺をそう結論付け、いじめと自殺の直接的な関係を認定した。

リンク: 【大津中2自殺】読売記事が原因で「加害生徒から聞き取りできず」 第三者委が報道を批判 - MSN産経ニュース.

読売記事が原因で「加害生徒から聞き取りできず」 第三者委が報道を批判 2013.2.1 00:18

いじめに関する報告書を受け取ったあとの会見にのぞむ、越直美・大津市長と第三者調査委員会の委員ら=31日午後、大津市役所(柿平博文撮影)

 大津市の第三者委員会は報告書で、昨年12月の読売新聞社の報道が原因で、加害者とされる生徒からの聞き取りが拒否されたとして同社を批判した。

 報告書によると、同社は昨年12月23日付朝刊で、「各委員が取材に、同級生3人による暴行など少なくとも9件の行為を列挙し、自殺との因果関係が分かるよう立証したいとの考えを示した」との記事を掲載した。

 記事を受け、生徒の保護者が「信頼関係が壊れた」として、生徒からの聞き取りを拒否したという。

 また別の報道関係者が情報を得ようと、生徒に現金をちらつかせたケースもあったと訴えた。

 読売新聞大阪本社広報宣伝部は「記事は複数の委員らに取材した内容と独自取材に基づく。委員会には報道機関の責務についてご理解いただきたい」とコメントした。

リンク: <大津いじめ自殺>「死にたい」同級生に相談 学校事実隠す (毎日新聞) - Yahoo!ニュース.

<大津いじめ自殺>「死にたい」同級生に相談 学校事実隠す 毎日新聞 1月29日(火)2時32分配信  大津市で11年10月、市立中学2年の男子生徒(当時13歳)が自殺した問題で、生徒が自殺前にいじめに関して「死にたい」と同級生に相談していたことを学校側が調査で確認しながら、公表していなかったことが分かった。また、この調査を受けて校長が、自殺の6日後にあった校内会議で、いじめとの因果関係を認めていたことも判明した。いずれも滋賀県警が押収した学校の内部資料に記録が残っていた。【千葉紀和】

 男子生徒の自殺の原因を調べている市の第三者調査委員会(委員長・横山巌弁護士、6人)も、教師らから独自に聞き取りをして同級生への相談に関する事実を把握。他の生徒の証言も併せて、いじめが自殺につながったとの見方を強め、いじめと自殺の関連について報告書に盛り込む方針だ。

 学校側はこれまで、男子生徒が自殺した11年10月11日の6日後に全校アンケートを始め、同年11月に同級生3人によるいじめがあったと認定した。一方で遺書などがなく、「自殺との因果関係は判断できない」としてきた。

 しかし、実際は自殺の翌日から3日間で、在校生20人近くに聞き取り調査を実施し、校内での暴行などいじめ情報の大半を把握していた。この聞き取りの記録の中に、塾で男子生徒から相談を受けた生徒の証言があった。男子生徒はいじめたとされる同級生を挙げ「『俺、死にたいわ』『死ぬなよ』『分からへん』という応答の繰り返し」があったという。相談時期は自殺の前月とみられる。

 この調査結果は校内で報告され、校長は「厭世(えんせい)的になった状況がうかがえる」と記した資料を作成。校内会議で「彼の行動(自殺)の大きな要因であったことは確か」と認めていた。だが、この調査結果を遺族に伝えず、記者会見でも説明していなかった。

 男子生徒の父親(47)は「こんな大事な証拠をなぜ隠していたのか。組織としておかしい。自殺後も問題に真剣に向き合っていない」と憤った。

 市教委は「我々が主体となり調査すべきだった。それ以上は報告書が出てから答えたい」としている。


リンク: 「大津いじめ 自殺生徒、同級生に「死にたい」…学校は相談公表せず」:イザ!.

大津いじめ 自殺生徒、同級生に「死にたい」…学校は相談公表せず 2013/01/29 16:20  大津市で平成23年10月、市立中学2年の男子生徒=当時(13)=が自殺した問題で、男子生徒が自殺前に「死にたい」と同級生に繰り返し打ち明けていたことを学校が自殺直後の調査で把握しながら公表していなかったことが29日、分かった。学校側はこれまで「いじめと自殺の因果関係は不明」としていたが、自殺後にいじめとの因果関係を認識していたことが判明した。市が立ち上げた外部有識者による第三者調査委員会はこれらの状況も踏まえた最終報告書を31日に越直美市長に提出する。

 学校は男子生徒が自殺した翌日から数日間、全校アンケートとは別に、在校生や教諭らの一部に聞き取り調査を実施。在校生から聞き取った記録の中に「『(万引を)断ると、いじめていたとされる同級生に殴られる』とも相談を受けていた」「『俺死にたいわ』と1日に2、3回。『死ぬなよ』『わからん』という応答の繰り返し」などの記述があった。この在校生は23年9月ごろに塾で男子生徒とやりとりした内容を話していた。また、生徒らからの聞き取りを教員の間で集約した記録には、校長の発言として「いじめと思われても仕方がない」「(いじめが)彼の行動(自殺)の一因であったことは否定できない。基本として我々に非があることを認めざるをえない」などと記されていた。

大津の第三者調査委、報告書提出に向け…
大津いじめ 遺族の執念…自殺生徒の父…
 学校はこれらの聞き取りの内容を男子生徒の父親に伝えず、記者会見などでも公表してこなかった。調査の記録は滋賀県警の家宅捜索で押収され、その後調査委にも提出されている。


リンク: 「大津中2自殺 いじめ放置の実態…担任教諭「とうとうやりましたか」」:イザ!.

大津中2自殺 いじめ放置の実態…担任教諭「とうとうやりましたか」 2013/01/30 11:21  大津市で平成23年10月、市立中学2年の男子生徒=当時(13)=が自殺した問題で、自殺の約1週間前に男子生徒がいじめられていた同級生に殴られたことについて、他の教諭から指摘された担任教諭が、「とうとうやりましたか」とまるで暴力を予想していたかのように話し、加害生徒に声をかけることもなく放置していたことが29日、わかった。

 担任教諭については、同年9月下旬ごろから生徒へのいじめ行為を把握しながら放置するなどしていたが、具体的な状況は、ほとんど明らかになっていなかった。

 中学校が作成した資料によると、23年10月4日ごろ、男子生徒が同級生の一人から殴られ、眼鏡がゆがんでいるのを担当授業の教諭が確認。保健教諭も担任教諭にメモ書きで報告し、事情を確認するよう口頭で伝えたが、その際、担任教諭は「とうとうやりましたか」と答えたという。その後担任教諭は、男子生徒に事情を聴いたが、「同級生の手が当たった」と答えただけだったため、それ以上対応しなかったという。

 また担任教諭は同年9月28日ごろにも、男子生徒が小テストの成績カードを破られているのを見つけたが、生徒が「わからん」としか答えなかったため、「男子生徒の整理が悪かった」と判断したという。

 問題の資料は警察に押収された後、市に戻り、市の第三者調査委員会に提出された。同委員会も、担任教諭が放置していた状況を把握しているとみられ、31日に提出される報告書の内容が注目される。

 自殺をめぐり、男子生徒の父親が、大津市やいじめた側の生徒らを相手取って起こしている損害賠償請求訴訟の第5回口頭弁論が来月5日に行われる予定で、原告側は、中学校の資料に沿い、教諭らの対応ぶりに不手際があった-と改めて主張する方針。

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