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大阪の選挙

暗澹たる気持ちになる。地方首長選挙なので戦争への道と単純には行かないだろうが、独裁を公言する橋下氏が市長に選ばれるということは、それほどの閉塞感があるということ。

ナチス政権前夜、既成政党は大幅に支持を減らし、ナチスと共産党が大きくなった。残念ながら今の日本では、共産党が大きくなるどころか小さくなるばかりなのが残念。保守化が進んでいることもあるが、これまで国民の抵抗で出来なかったことをやるんだと騒いでいるところに国民はひかれるのだろう。

それが府民や国民の首を絞める結果になっても、後戻りは非常に難しくなる。ブッシュJr.をへたアメリカがそうだし、日本においても派遣法や障害者自立支援法がなんかが当てはまる。制度の枠組みが変わってしまうと、それの改良しか出来なくなり、元に戻すのは非常に難しい。(米国においてはブッシュJr.がFEMAの民間委託を大幅にすすめてしまい緊急時対応に支障がでる事態が生まれている)

しかし、今回のことでは、為政者の偽りのメッセージやそれをきちんと指摘しないマスコミ(報道だけでなくバラエティーも含む)も原因があるが、それが通用してしまう背景を思わざるをえない。貧困や格差が社会問題となり社会的連帯の大切さが強調されるが、実際には多くの国民にとって、それって何ってな感じなのかなと思うことが多い。「自己責任」論が社会に根付き始めているのと、個々の国民に余裕が無くなっていることの表れなんだろう。その辺りが民度の低さにつながっているんだろうという気がする。

就職できなかったやつは負け組=能力や努力が足りないという論が力を持ち始めているような気がする。しかし、15年前まで高校や大学を出たら就職をするのが当たり前だったし、それが出来たと言うことを忘れている人がどれほど多いことか。バブルになる前も、バブル崩壊後も90年代半ばまでそうだったのである。あの時期と比べると新卒者の数は相当減っており、完全就職が実現したのは社会が変わったせいなのに、それを個人の責任に還元することの愚かさにほとんどの人は気がつかないのだろうか。(もちろん、そういう事実を知って努力しうまく立ち回ることも必要だが、色々な要因からいかんともしがたい面もあるのである)

現場感覚を大事にしながら、深い洞察力が必要なのだと思うのである。

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